ご自宅のリノベーションを考えるとき、重要なポイントになるのがデッドスペースの活用方法です。デッドスペースについてよく知らないと、せっかくリノベーションを行っても生まれた空間をうまく使えず、逆に住みにくくなってしまうかもしれません。今回は、家の中で生じるデッドスペースの活用方法についてご紹介します。
デッドスペースとは
家におけるデッドスペースとは、空間が半端に余ってしまい有効活用できないスペースのことです。代表的なものとして、階段下や屋根裏、梁の部分などが挙げられます。少し手狭に感じるデッドスペースがあると、その扱い方に困ってしまうこともあるでしょう。
戸建てに限らずマンションにおいてもベッドや床の下、L型キッチンやサイズの合わない家具などによってデッドスペースは生じてしまいます。デッドスペースは、中途半端に間の抜けた印象を与えてしまうもったいない空間なのです。
しかし、不便なだけのように捉えられてしまいがちなデッドスペースは、リノベーション次第で有効活用することができます。家具を置いてもうまくマッチしない、収納場所を増やしたいけどスペースが狭すぎるといった悩みもリノベーションで解決できるのです。
プライベートスペース
書斎や仕事部屋などに代表されるプライベートスペースは、デッドスペースを活かして行うリノベーションで作り上げることができます。例えば、階段下をリノベーションして棚や机を設置すると、作業用のスペースに早変わりします。ダイニングから少し離れた場所で作業をしたい人にはぴったりのプライベートスペースであり、お子様の勉強場所として活用する方も少なくありません。
お子様が独り立ちし、広いお部屋を持て余しているご夫婦には、書斎やアイランドキッチンがおすすめです。大きなリビングの一角に本棚を配置することで、書斎特有の雰囲気を出すことができます。一方で完全に隔絶された空間ではないため、開放感にあふれた明るい書斎に仕上がります。
料理好きの方であれば、アイランドキッチンがおすすめです。プライベートスペースとは少し異なりますが、ダイニングにつながる広いキッチンにすることによって、大事な友人とホームパーティーをすることもできます。また、お子様と一緒に料理を作ってみるのもよいでしょう。
ガレージハウス
お車が好きな方であれば、広い1階部分をガレージハウスに変えてみるのもよいでしょう。駐車場を利用していると月々の駐車代がかかることになり、費用面で困る方も少なくありません。しかし、ガレージハウスなら家の敷地内に車を置くことができるので、生活費を節約することができます。
また、建物の中にガレージを増設するビルトインガレージハウスにする方が最近増えています。建物の中にガレージを入れるというものですので、自宅の敷地がそれほど広くない、庭をガレージにしたくないという方におすすめです。
ビルトインガレージハウスへのリノベーションパターンは2つあります。1つ目は、2階建ての1階部分をガレージにしていき、3階部分を増築するというパターンです。この場合、費用はかかってしまいますが、ご自宅の広さはそのままにしながら愛車をガレージに停めることができます。
2つ目は、自宅の広さを拡張せずにリノベーションを行うというものです。1階部分をガレージにしていきますが、増築はしません。増築しない分の費用が抑えられるため、比較的着手しやすいリノベーションだといえるでしょう。
ガレージハウスを設けることで、より快適なカーライフを楽しめます。重い荷物や移動の負担が大きいご高齢の方にも、ガレージハウスは人気のリノベーションとなっております。
小上がり
デッドスペースはないけれど、広いリビングをもう少しうまく活用したいという方は、小上がりを作って空間に変化をつけてみましょう。小上がりは空間に奥行きをもたらして部屋を広く見せるだけでなく、機能性も高まります。
一般的な小上がりは和風のものが多く、洋間には似合わないといわれていますが、リノベーションなら好みのデザインにすることができます。仕事スペースやお子様の遊び場、書斎など、使い方は自由自在です。
さらに小上がりは、プライベートスペースを生み出すだけでなく、収納スペースの幅も広げてくれます。通常、リビングの壁側に棚を置いて収納を図ろうとすると、閉塞感が生まれてしまいます。
しかし、小上がりを作ることでその下にスペースが生まれるので、収納力をアップさせることが可能です。散らかりやすいおもちゃや雑貨などを入れておくとよいでしょう。
まとめ
お家の中で生じてしまいがちなデッドスペースですが、リノベーション次第で有効活用することができます。特にお子様をお持ちのご家庭なら、日々の暮らしがさらに豊かで便利なものになっていくでしょう。
株式会社 ムサシホームズでは、デザイン・アイデア性に富んだリノベーションを行っております。予算や作業時間などのご相談も随時受け付けておりますので、ご自宅のデッドスペースや余った空間にお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。